弁理士試験 対策、勉強法 5
自己採点&復習
短答試験終了後、予備校にて解答速報が出され、また、特許庁のHPにて正式解答も発表されます。
合格ボーダー論争が気になり勉強に集中できないから自己採点はやらずに論文に向かえ、というアドバイスがあると思いますが、私はこれには反対です。
自己採点しないでいるほうが自分の出来具合が気になって、その後の勉強に集中できないと思います。
自己採点はするべきです。
自己採点し、間違った部分、あやふやだったものについてきちんと復習し、更に、問題の題材となった条文や判例等について再度見直しなどすることが、次に続く論文・口述向け勉強、あるいは来年に向けての勉強への効率的な橋渡しになるからです。
最近の論文試験・口述試験においては、短答試験で問題文に使用された内容が繰り返し出題される傾向が少し高まっていると思います。
短答試験を受けられた方はぜひ自己採点および復習をきちんと行い、また、受けられなかった方も特許庁HPから問題文&解答をダウンロードして、自分で解いてみて、同様に採点&復習をしてください。
よろしければ参考にしてみてください。
来年に向けて
短答本試が終了し、自己採点された方で、今回の合格は見込めないと判断された方もおられると思います。
今はやるせない気持ちでいっぱいで、1年後の短答試験に向けて再び勉強を始める気力がなかなか起こらない方も多いと思われます。
そのような方々は、再び、イチから短答試験向けの勉強を始めるのではなくて、今年の論文試験の日程に合わせて論文試験向けの勉強をしてみてはいかがでしょうか。
今年の短答試験に合格したと思って、本気で今年論文突破する勢いで論文向けの勉強をしてみてはいかがでしょうか。
短答試験をパスする実力がないから、と悲観する必要はないと思います。
むしろ、あまりモチベーションが湧かない状態で、再び、1年後の短答試験に向けての勉強をダラダラやり始めるよりは、6週間・約40日間は、論文試験の合格を勝ち取る強い気持ちで、集中して勉強をしたほうが、結果的に、自己の総合的な実力向上につながると思います。
そして、そのほうが、きっと、短答本試後~論文本試間のこの6週間・約40日間を有効に使え、それが、来年の短答突破、最終合格獲得につながると思います。
がんばってください。
よろしければ参考にしてみてください。
再現答案作成のススメ
論文試験(必須課目)の終了後、是非、再現答案を作成してみてください。
完全な再現答案作成が困難であれば、最低でも、詳しめの再現答案構成を作成してみてください(試験当日、白紙の用紙に記載した自分の答案構成に少し肉付けしたものです)。
そして、それを客観的な目で見返してみてください。
特許庁公表の論点や、予備校作成の模範答案等、他の受験生の再現答案等と比較してみることも大切です。
そこから、自分の弱点、うまく拾えなかった部分、うまく書けなかった部分をきちんと特定してみてください。
自分の実力(特に本番での実力)の客観的把握は非常に重要で、首尾よく論文合格を果たした後の口述試験や、仮に今年不合格となったとしても来年の論文試験向けの対策検討には大変有効だと思います。
面倒臭い作業ではありますが、きっと、ご自分の更なる実力向上につながると思うので、是非、取り組んでみてください。
よろしければ参考にしてみてください。
効率よく勉強を進めるためには、受験機関の利用も一つの手です。
以下に紹介していますので、ご参考までご覧ください。