弁理士試験 口述試験の対策、勉強法 3
可能なかぎり音読を!
口述試験の勉強時に、条文を読み込んだり、一問一答集や過去問をやるときには、できる限り音読してみてください。
しかも一度音読した後、すぐに、その音読した部分を、文字を見ずに、声に出してリピートしてみてください。
文字を見ながらだと、意外と答えられる!と思っていても、文字を見ないでやった途端、ボロボロになってしまうと思います。意外と細部まで覚えていないものです。
ただ、口述試験においては、細部まで聞かれることが多々あります。
ここが口述試験の難しいところです。
重要事項について細部まできちんと覚えていくには非常に時間がかかるので、まだ口述試験の勉強を本格的に開始していない方は、今すぐ、危機感を持って、上記作業に着手してみてください。
よろしければ参考にしてみてください。
雑談の準備
口述試験は、一問一答的な法律問題の試験である一方、弁理士としての品格等があるか否かを判定する面接であるとも言えます。
そのため、法律問題の回答の練習をするとともに、一般的な面接対応の練習もしておく必要があります。
具体的には、口述試験の各科目の部屋ごとに行われる雑談への対応です。
これにおけるQ&Aを作っておいて、質疑応答の練習をしておく必要があると思います。
当日考えればいいや、という姿勢では、ものすごい緊張感の中、きちんと応えるのは非常に困難だと思います。
このあたりの基本的な受け答えができなければ、いくら法律的な知識はあったとしても、弁理士として認めるわけにはいかないということで心証を害してしまいかねません。
そんなところで1年棒に振るのも本意ではないと思いますので、基本的な面の準備は怠らないようにする必要があると思います。
雑談で訊かれる内容は、志望動機や、合格後の進路、短答試験や論文試験の出来具合、試験勉強の方法など、ごくごく一般的なものです。
過去問等にも掲載されているので、事前に、文章にまとめておいたらいいと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
口述勉強はどこでもできます!
口述試験の勉強は、口述模試や、友人間での自主練習のほか、どこでもすることができます。
顔を洗っているとき、通勤通学時、歩いているとき、電車を待っているとき、電車に乗っているとき、トイレの中、仕事の会議の前の出席者がそろうまでの時間、会議室への移動時間、ランチタイム、休憩時間、お風呂の中、お風呂からあがって体を拭いている時間、・・・
ほんと、どんな隙間時間でも勉強することができます。
そんな超短時間に何ができるの?と思われるかもしれませんが、数秒あれば条文を一文暗唱することができます。
それぐらい危機感をもって貪欲に口述勉強に取り組んでください。
口述模試が近づいてくると、焦ってくると思います。
その焦りをうまく活用して、できるだけ隙間時間を見つけて、口述勉強に取り組んでください。
そして、声に出せる場合は、きちんと声に出して、声に出せない場合は、口パクで、口パクだと危ない人に見えてしまう危険性がある場合は、頭の中で、条文等の一字一句をしっかりとリピートしてください。
これで受験勉強は最後だという思いでラストスパート、しっかりと走り切ってください。
効率よく勉強を進めるためには、受験機関の利用も一つの手です。
以下に紹介していますので、ご参考までご覧ください。