弁理士試験 口述試験の対策、勉強法 2
運を味方につけるには
口述試験の再現ご覧いただければとおわかりのように、私の場合、比較的、試験官の方に恵まれたと思います。
同じ日・同じ時間帯の他のレーンでは、12人のうち半分以上が落とされたところもあり、相対する試験官によっては、合格率が少し変わってくる可能性も否めません。
ただ、運を見方につけられるかどうかは自分次第のところがあると思います。
私の場合、口述試験は、面接試験ではなくて、知財法のお話しをする場であり、できるかぎり、落ち着いて、先生方と会話をしよう、ということをずっと心に言い聞かせて、
口述模試等に参加していました。
口述模試の最初の頃は、慣れないこともあって、お話しではなく、やはり一問一答、
答弁的な対応になってしまいましたが、数をこなしていくうちに段々と慣れていきました。
これが功を奏してか、本番では、先生方と会話ができたと思います。
つまり、うまく先生方の誘導に乗れたと思います。
答弁型から会話型に変わるためには、結構時間がかかると思いますので、
今年論文免除の方はもちろん、今年短答から受ける方であっても、早い時期から、このトレーニングに取り組むほうが後々苦しまなくてよくなると思います。
がんばってください!
とにかく条文!
口述試験に限らないのですが、特に口述試験においては、条文が重要です。
そして、口述試験の勉強は、短答試験に合格できていない段階からも取り組むべきです。
口述試験の勉強といっても特別なものはあまりありません。
口述試験の過去問や一問一答集を使って頭の中でQAを行い(声を出せる環境にいれば、できれば声を出してやってみたほうがよい)、そして、その問題・解答に関係する条文をきちんと法文集で確認し、できれば暗記するつもりで何度も読むだけでもよいと思います。
この条文を中心とした口述試験向けの勉強は短答試験や論文試験にも効果が出てきます。
よろしければ参考にしてみてください。
面接における形式面にも留意が必要
以前、会社で新卒採用二次面接の面接官を担当させてもらいました。
年齢が一回り以上も異なる方々とのお話しは良い刺激になりました。
その中で少し気になったことがありました。
面接を形式面(姿勢、態度など)と内容面(質問への回答など)に分けたとして、ほとんどの方は形式面はきっちり準備をしてきていて、こちらとしては内容面における判断に集中できるのですが、一部、形式面についての準備がほとんどできていない方がおられました。
股を大きく広げて前かがみになり、上半身を前後左右に揺らしながら、友達口調で受け答えされておられました。
世の中には面接マニュアルが沢山あり、また、実際、誰かに相手になってもらって少し練習すれば指摘を受け、ある程度は修正してこれると思うのですが、そのような最低限のマナー的な部分も準備せずに本番にのぞまれる方がいるのだなぁと少し不思議に思いました。
弁理士試験の口述試験においても、内容面ばかりに走るのではなく、まずは、きっちり形式面について準備することが大切だと思います。
自分では大丈夫と思っていても、第三者から客観的に見ると、意外とできがよくない場合が多いと思います。
面接官をしてみてよくわかりました。
口述試験にのぞまれる方は、是非、形式面の準備も怠ることなく、そして、客観的な評価を受けるために、口述模試は何度か受験するようにしましょう。
よろしければ参考にしてみてください。
効率よく勉強を進めるためには、受験機関の利用も一つの手です。
以下に紹介していますので、ご参考までご覧ください。