弁理士試験 対策、勉強法 2
細切れ時間用ツール
仕事や学業などの本業があるため、普段、まとまった時間を確保することは難しいと思います。
そういったときには、やはり、通勤通学時間や、ちょっとした空き時間のような細切れ時間を有効活用することが重要となってきます。
この細切れ時間の活用度合いによって、合否が結構左右されるように思います。
そこで、細切れ時間を最大限活用するためにはどのようにすればよろしいでしょうか。
一つは、細切れ時間にやるべきことを事前に決めておく、ということです。簡単なことなのですが、意外とやってないものです。細切れ時間に突入してはじめて、何をしようか、と考えていては、あっという間にその時間は終わってしまいます。
また、細切れ時間は大抵、場所を確保することも難しいと思います。法文集と基本書と問題集と・・・と並べる余裕はないと思います。
細切れ時間にはコンパクトと持ち運びに便利で、それ一つで基本的には事足りるものが最適です。
私は、細切れ時間用のツールとしては、法文集、自作の論点集等を使いました。
受験機関が作成した音声教材なども有効だと思います。
皆さんも、ご自分の細切れ時間用ツールを決めて、最大限活用してみてください。
よろしければ参考にしてみてください。
基本に立ち返ること
2年、3年、勉強を続けていて、答練などで毎回、ある程度安定してそこそこの点数が取れるようになり、基本書等を読んでも、新たに出会う知識が少なくなって、「もうあまり何もやることがない」なんて考えてしまう時期があると思います。
この時期は危険です。
ある程度安定しているといっても、ときどきとんでもない点数を取ったりしてしまうのですが、それにもかかわらず、勉強における刺激が少なくなってきていて、モチベーションなんかも下がってきているため、勉強にあまり身が入らず、さぼりがちになってしまうからです。
そうすると、実力の伸びの傾きは小さくなる、いや、それどころか、マイナスになってしまう場合もあると思います。
こんなときは、やはり、基本に返ることが大切です。
出来てると思っていることに、もう一度トライしてみてください。
意外と完全にはできないものです。
頻出事項と呼ばれるものは特にそうです。
これは、頻出事項は、もう知ってるからと頭の中で考えてしまうため、出題されてもきちんと復習することなく、流してしまうからです。
そして、いざ、見返してみると、細部をよく覚えてなかったり、微妙に間違えて覚えてしまっていたり、あるいは、少しひねって出されると、答えられなかったりする場合が多いことに気付きます。
基本事項は非常に大切です。
難しい論点ばかりを探すのではなく、基本事項に何度も何度も立ち返り、自分のものにして、どのようなかたちで出題されても、応用を利かせて対応できるようにしておくことがとても重要です。
当たり前のことなのですが、その当たり前のことをきちんとこなすことは非常に難しく、そして、とても大切なことなのです。
苦しい時ほど、がんばってください。
よろしければ参考にしてみてください。
基本書、体系書を読もう!
ズバリ、できるだけ基本書・体系書を読みましょう!
受験勉強としては遠回りに感じるかもしれませんが、試験合格が最終目標でないのであれば、読んでおくべきだと思います。
基本書・体系書を読むと、例えば、特許法の全体像はもちろん、その規定が作られた背景や目的、民法や民訴含め他の法との関係など多くの付帯知識を得ることができ、法の理解を深めることにつながるからです。
特に、勉強開始当初の時期、わからないことだらけであるその時期こそ、基本書・体系書を読んでおくほうがよいと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
効率よく勉強を進めるためには、受験機関の利用も一つの手です。
以下に紹介していますので、ご参考までご覧ください。